
まず初めに懺悔しましょう。
X2Tで十分だと断言していたことを…。
XPro、圧倒的に使いやすいです!
Godoxのコマンダーは圧倒的に使いやすい

はい、懺悔から入りましたが今回はGodoxのXProのご紹介です。
今更?って感じですが実は僕はXProを今まで所持しておりませんでした。
何故か?
見た目が好きじゃなかったからですw
ただそれだけ。使いやすいですよ~と教えてもらうことも多々ありましたし絶対使いやすいだろうなと思っていたのですがX2Tの見た目のほうが好きだったんです…。(笑)
ただ記事を書きたいな~ってことで必要ではないけど買ってみるかと思って購入しました。
ハッキリ言います。
これは使いやすいぞ…!
フォト屋でもストロボをよくお勧めするGodoxですがそもそも数あるストロボメーカーの中でもGodoxは特にコマンダーが使いやすいです。
ストロボの品質としては圧倒的な差があるProfotoやBroncolorなど(値段も圧倒的な差がある)よりコマンダーははるかに使いやすいです。
なのでX2Tでもそこまで不便していなかったのですが今回XProを触ってみて「これは使いやすいわ…」と思った(思わされた)のでそんなXProの使いやすいポイントをご紹介します。
使いやすい大型ディスプレイ

GodoxのコマンダーにはXPro以外にX1T、X2Tなどがあります。
X2TはX1Tの後継機種でX1Tを踏襲した形をしています。

X2Tになりグループボタンが出来たのでかなり使いやすくはなったのですがいかんせん画面が小さいので使いにくい。
またボタン類も少ないので長押しなどを駆使して操作する面があるので使い慣れていないと戸惑うことがあるかなと思います。

その点XProは大型のディスプレイでボタン類も豊富。
A~Eまでの5グループの場合はスクロールすることなく全ストロボの設定を確認することが出来ます。

グループごとの設定を一覧で見ることが出来るのもいいんですが個人的に意外だったのはこれ。
グループごとの設定を一つずつでっかく表示してくれます。
これは知らなかった。
小さい文字で見にくい…ってひとにはかなりいいですねこれ。
豊富なボタンと回しまくれるダイアル

先ほどの項目でも少しふれましたがXProはボタン類が豊富です。
X1TやX2Tで操作しづらかった面も専用ボタンがあったり、画面の表示に沿ってボタンの役割が変わったり本当に便利です。
そんな中でも特筆すべきはダイアル!!

個人的にはストロボの光量調節はこういう回し続けられるダイアルにしてほしいです。
X2TもX1Tも指で開店する部分が少し本体から出ている形になっています。こういった形だと大きく光量を変えたい時に何度も指をもとの位置に戻してから回転させる動作になります。
AD300Proもその点が個人的には嫌いでした。
でもこういう回転部分が前面にあると変えたい光量まで回すだけなんですよね。
分かりますかね…伝わるかな…指を何度も往復させて光量を変えるより何度も回転させるほうが圧倒的に楽なんです。
これ、大した労力じゃないじゃんと思う人もいるかもしれませんが、GodoxのProシリーズは0.1単位で光量が変えられます。1/10段ずつです。
そうなると3段分光量を変えるときに30段階分もダイヤルを回すんですよ。
1/10段ずつ光量を変えられるのは便利な機能なのにめちゃくちゃめんどくさい機能になるんですよね。
なので個人的にはこのダイヤルはグッジョブです。
全部これにして。
超便利なTCM機能

XProには超絶便利なTCM機能があります。
これはX1TにもX2Tにもない便利機能です。
TCM機能
TTL(自動調光)で割り出した光量をマニュアル光量に変えてくれるGodox独自の機能
このTCM機能、時間のない現場などでは大活躍します。
TTLって便利なんですけど測光された光量次第でバラツキが出るので構図を変えたり被写体のポージングが変わったりすると露出にばらつきが出るんですよね。
逆に言えば露出がバリバリ変わる環境であれば便利なんですけど比較的安定した明るさなのであればマニュアルである程度固定したほうが良いときもあります。
でもマニュアルだと最初の光量決めに時間がかかっちゃう…
最初にTTLでおおよその光量を決めてからマニュアルで微調整したいなぁ…
そんな時に使うのがこのTCM機能です!
使い方も非常に簡単で最初にTTLモードに設定して一度撮影した後にTCMボタンを長押しするだけ。
これでマニュアルの光量に変換してくれます。
MENUから使用しているストロボは設定する必要がありますが(混在している場合はキーライトの機種を設定)マニュアルに変換した後はTTLのようにばらついたりはしませんのであとは写真を見ながら微調整するだけです。
超便利!
これはコマンダーの中では今のところXProだけの機能です。
XProは16グループまで使用できる

これも今のところXproだけかと思いますがXProからだと0~9までの数字のグループとA~Fまでのグループで合計15グループの制御ができます。
これはスタジオ用ストロボ限定の機能らしく今のところ対応しているのがSKⅡやDPⅢなどのスタジオ用ストロボだけになっています。
※ADシリーズは確認時は非対応でした。
スタジオだとかなりの灯数組む現場もあると思うのでこれはありがたいですね!
まぁでもほとんどの場合5グループでも十分ですが。
大型の現場でのユースも意識しているのが分かります。
細かい部分もしっかり作られている

AFの補助光もありますよ。
薄暗い現場でも安心です。
テストスイッチ半押し状態 テストスイッチを押しこんだ状態
テスト発光スイッチは半押しもできるようになっているのでX1Rと組み合わせてトリガーとして使う場合でもAFが動作させられそうです。
こうなってほしいXPro

ひとつ気になるのはやはりマウント部分ですかね。
X2Tのほうが後発なので仕方ないですがX2Tのクイックリリースシューを使っているとこのねじ込み式は面倒に感じますね。
マイナーアップデート的に改良版が出たりはしないんでしょうか、XPro。
クイックリリースにするだけで買い替える人も出てきそうな気がしますw

あとはカメラに取り付けたとき。
これはこれで全然いいんですが願わくば角度の付いた折り返し部分がヒンジになってカメラと水平、垂直などの角度が付けれたら最高だな~と思います。
もっと言えば逆側にまで倒れると俯瞰撮影のときなんかも便利ですよね。
X2Tだとちょっとした移動の場合つけたままでもカバンにしまえるんですがXProはかなりかさばりそうで無理そうだなぁと感じてます。
Bluetooth機能はないので注意
全てにおいて上位機種のようなXProですがX2TにあるBluetooth機能だけはないので要注意です!
スマホアプリとBluetoothで連携して調光したり撮影したりする機能ですが発売自体がXProよりX2Tのほうが後なのでこれは仕方ないですね…。
てかなんでX2TにTCM機能つけなかったんや…!!
使いやすさはピカイチなコマンダー

これはほんと早く手に入れるべきだったかも…と思うコマンダーですね。
X2Tを使ってる人、一度XPro触ってみるべきですよ(どの口が言ってんだ)
ただシューマウントはないので上に他のアクセサリーを載せたい場合なんかは使えませんね。
Bluetoothもないので注意。
あとはサイズ的なものが気にならなければ問題ないです。
あ、画面の角度的に三脚とかに据えて高い位置で固定して撮影することが多いようであればX2Tのほうをお勧めします!
手にもって撮影する、みたいな普通の現場であればほとんどの人におススメできるコマンダーです。
コマンダーに関してはほんとGodoxは使いやすいのでぜひ一度試してみてください!
面白いな、参考になったなと思っていただけたらぜひシェアの方よろしくお願いいたします!
読んでいただきありがとうございました!
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