Photoshopを教える際に一番反応が大きいツールの「ゆがみ」
特に女の子はアプリからもゆがみツールを使うことが多いんじゃないでしょうか。
筆者は美肌アプリ等は使ったことがないのでアプリの「ゆがみツール」に詳しくはないんですが多分Photoshopのゆがみの方が高機能ですよ!(そうであってほしい 笑)
ゆがみフィルターってなに?
ゆがみは画像のピクセルそのものを移動させて文字通りゆがませるツールになります。
感覚的にツールと言っていますが厳密にはフィルター機能の一つになります。
ゆがみツールはピクセルを直接移動させます。
そのため引き伸ばした部分は滲んだような状態になりやすいので実際の表示をよく見ながら調整しましょう。
写真の仕事だと輪郭のラインを調整したり身体のラインを整える際によく使います。
ゆがみフィルターの使い方
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-01.28.28.png?resize=1024%2C585&ssl=1)
ゆがみフィルターはメニューバー内フィルターの項目にあります。
Camera Rawフィルターなんかもあるところです。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-01.31.22.png?resize=1024%2C612&ssl=1)
ゆがみフィルターを開くとこんな画面が表示されます。
左側にツール類、右側に調整スライダーや設定パネルがあります。
ツール
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-01.43.42.png?resize=45%2C343&ssl=1)
前方ワープツール ドラッグした方向にゆがませる
再構築ツール ゆがませた部分を元の形に戻す
スムーズツール ゆがませた部分のラインが滑らかになるように調整する
渦ツール右回転 時計回りにゆがませます。反時計回りにするにはAlt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらクリック
縮小ツール 縮小させる形でゆがませます
膨張ツール 膨張させる形でゆがませます
ピクセル移動ツール ツールを上にドラッグするとピクセルが左に移動します(下にドラッグするとピクセルが右に移動します)。上にドラッグしたときにピクセルを右に押し出すにはAlt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらドラッグします。
マスクツール ピクセルを移動させたくない部分をマスクします
マスク解除ツール マスクした部分を解除します
顔ツール 顔として認識された部分を直感的に調整できます
手のひらツール 画像をウィンドウ内で移動させます
ズームツール 画像の表示倍率を変えます
ブラシツールオプション
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-01.56.46.png?resize=422%2C154&ssl=1)
サイズ ブラシのサイズ
密度 ブラシのエッジのボカシ具合を調整します
筆圧 ツールをドラッグしたときに変形を適用する速度を設定する。微調整したい場合は数値を小さくすると良い
割合 渦ツールや縮小ツールなどを静止してる時の変形的容量を調整できる
筆圧感知入力 ペンタブなどを使って筆圧入力ができる
エッジをピンで留める エッジを固定しながらゆがませられる。エッジ部分を直接ドラッグするとエッジ部分も動かせる
顔立ちを調整
検出された顔をスライダーを使って調整できる。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-02.32.51.png?resize=423%2C475&ssl=1)
顔を選択から検出された顔を選択する。
この写真からはもちろん顔は一つしか検出されていないが、複数人写った写真だと複数の顔が選択できる。
スライダーごとの説明はスライダーの名称を見ながらいじればわかると思うので省略します。
メッシュ読み込みオプション
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-02.39.16.png?resize=423%2C57&ssl=1)
ゆがみの効果をメッシュデータとして保存、読み込むことができます。
メッシュとは網目状の線でゆがみ具合を記録したデータです。拡張子は.msh
マスクオプション
ゆがみフィルターで開いた画像に選択範囲、透明部分、マスク部分がある場合マスクオプションが使用できます。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-02.39.24.png?resize=423%2C93&ssl=1)
選択範囲を置き換え 元の画像の選択範囲、マスクまたは透明部分を表示します。
選択範囲に追加 元の画像のマスクを表示し、マスクツールで選択範囲に追加できるようにします。
現在の選択範囲から一部削除 チャンネル内のピクセルを現在のマスクから削除します。
現在の選択範囲との共通範囲 現在のマスクと、ポップアップメニューから選択したマスクとの共通領域をマスクする。
選択範囲を反転 選択されたピクセルを使用して現在のマスクを反転します。
表示オプション
プレビューウィンドウの表示方法を変えられる。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-02.39.32.png?resize=423%2C122&ssl=1)
ガイドを表示 Photoshop上でのガイドを表示できる
画像を表示 プレビュー画面に画像を表示します
顔オーバーレイを表示 顔ツール使用時に顔の特徴オーバーレイを表示します
メッシュを表示 メッシュを表示できます。ゆがみでの調整が見やすくなります。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-03.10.51.png?resize=363%2C223&ssl=1)
このメッシュデータを保存、読み込みすることでゆがみ内容を保存したり、他の画像にも適用させることができます。
マスクを表示
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-03.14.45.png?resize=414%2C51&ssl=1)
マスクの色 マスクの色を設定します
追加レイヤーのプレビュー表示
ゆがみで開いている調整レイヤー以外の表示方法を設定します。
他のレイヤーとの関係や影響を見ながら調整する際に表示を切り替えます。
ブラシ再構築オプション
ブラシで変形させた部分の再構築をスライダーで調整できます。
![](https://i0.wp.com/photoya.net/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-27-03.16.54.png?resize=423%2C228&ssl=1)
全てを復元で元に戻ります。
ツール、パネルの解説が長くなってしまったので実際の使用方法は別記事にまとめますね。
まとめ
- ゆがみツールはピクセルを移動させるツール
- 過度に引き延ばすと滲んだような状態になるので注意
- ゆがませた部分は再構築できる
- 顔ツールで簡単に顔パーツを調整することもできる
- 動かしたくない部分はマスクしよう
- メッシュを保存、読み込むことができる
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