Photoshopの核となる機能の「レイヤー」の解説です。
レイヤーの構造を理解することがPhotoshopマスターへの第一歩です!覚えてしまえばなんてことない機能です。
レイヤーはPhotoshopの核となる機能
レイヤーは層とか階層といった意味の言葉でPhotoshop上でもそのままの意味を指す。
ドキュメント内に配置されたオブジェクトを階層として表したのがこのレイヤーという機能。
重ねる順序や、重ね方でいろんな効果を生む重要な構造です。
レイヤーは上記のような図を見ると理解しやすいかと思います。
赤色のレイヤーが一番上、緑が真ん中、青色が一番下にあります。
図解するために便宜上上下で表していますが、実際にはこれが前面から背面となります。
一番上が一番手前に表示されるレイヤー、一番下が一番後ろです。
レイヤーは画像だけでなく色調補正などの調整もレイヤーにできます。
重ねる順序によって最終的に表示される画像が変わります。
レイヤーの構造
上記の画像は人を切り抜いた画像を背景の上に配置し、最後にトーンカーブで明るさを調整してあります。
レイヤーで表すとこんな感じ。
レイヤーはデフォルトだとパネル部分の下部に表示されているはずです。
上からトーンカーブ、人物、背景の順序になっています。
これをわかりやすく図解するとこんな感じ。
この三つが重なって一枚の画像を作っています。
これがレイヤーです。
並べる順序次第で最終的に出力される画像も変わります。
レイヤーパネルの見方
1.フィルター | フィルターで種類や名前などレイヤーの性質ごとに表示させるレイヤーを選択できます。レイヤーが増えすぎたときに便利です。 |
2.描画モード | レイヤーごとに描画モードを選択できます。描画モードによって全く異なる重なり方をします。 |
3.不透明度 | レイヤーの不透明度を設定します。不透明度を下げるとレイヤースタイルを含めた全体が透けます。 |
4.ロック | レイヤーの位置やピクセル、透明ピクセルなどを不意に変更されないようにロックできます。 |
5.塗り | レイヤーの塗りを調整できます。不透明度と似ていますが、塗りの場合レイヤースタイルは消えません。 |
6.アクティブレイヤー | 色の変わっているレイヤーがアクティブといって選択されている状態です。Photoshopはこのアクティブになっているレイヤーに対して画像加工を行います。 |
7.レイヤーツール | レイヤースタイル、マスク、新規レイヤーを追加したり、レイヤーをグループ化したりします。 |
レイヤー名をクリックすることでレイヤーに任意の名前をつけることもできます。
レイヤーが多くなる場合はレイヤー内容に沿った名前をつけると整理されて見やすいですよ。
レイヤーの左部分にある目のアイコンをクリックするとレイヤーごとの表示、非表示の切り替えができます。
Optionを押しながらクリックするとクリックしたレイヤーだけを表示することができますよ。
ちなみにレイヤーを右クリックすることでレイヤーオプションが開いて複製したり、グループ化したりできますし、ダブルクリックをするとレイヤースタイルが開くのでそこからレイヤーに効果をつけることもできます。
まとめ
- レイヤーはPhotoshopの核となる機能
- 画像だけでなく色調補正などの調整もレイヤーにできる
- 順番だけでなく描画モードを変えることでも重なり方が変わる
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