RODE Wireless Goを超えたCOMICA BOOMX-D
今回はYouTube動画や配信などでも使える便利なマイク「COMICA BOOMX-D」のご紹介です!
以前から気になっていた製品なので楽しみにしていました!
今は誰でも動画制作や配信ができる時代です。みんな画質には最初に注目しますが意外と大事なのが音質です。
内容が面白くても音が悪いと長く見れなかったりしますし、なんとなく雰囲気いいなと思わせる要素にもなるのが音なので録音するためのマイクは非常に重要です。
こういった小型のワイヤレスマイクの製品ではRODE Wireless GOがかなり人気ですが、このCOMICA BOOMX-DはハッキリいってRODEより優れている点がたくさんあります!
そういった点も交えながら紹介していこうと思います!
※今回紹介するのはAndoroidスマホ用のセットになりますがカメラ用、iPhone用もありますので是非チェックしてください。
製品内容
製品パッケージはこんな感じ。
COMICAは中華メーカーですが、中国から送って頂きました。
配送の際についた傷などはありましたがパッケージングとしては非常にしっかりして居ます。
製品外観はこんな感じ。
金属削り出しのような質感の見た目ですがここはプラスチックです。
このサイズで金属筐体だと電波に影響出そうですし単純に重くなりそうなのでプラでいいと思います。
付属品はこちら。本体以外だと
- USB-A to C 充電ケーブル
- ピンマイク
- ウィンドスクリーン
- 説明書
- 保証書
になります。
説明書に関しては残念ながら日本語の記載はありませんでした。
英語と中国語のみになります。
用語的には英語でも少しわかりづらいかもしれませんが、基本的な扱いとしては電源をつければペアリングされるので問題なく扱えると思います。
本体外観 RODE Wireless GOとの比較あり
トランスミッターにはビルトインマイクがあります。
トランスミッターとレシーバーのペアだけで録音ができるので楽チンです。
トランスミッター側はUSB-Cでの充電、レシーバー側はUSB-Cによる給電で動作します。
RODE Wireless GOのように本体裏はクリップになっており、カメラのシューマウント部にマウントすることが可能です。
本体自体はRODE Wireless GOよりも一回り大きめになりますが重さはCOMICAの方が少し軽く感じます。
マイク部分はCOMICAの方が大きめですね。
COMICAは外部マイク入力部の横にフォンジャックを固定する爪を引っ掛ける部分があり簡単に抜けないようにできます。
こういったワイアレスマイクは動く人に取り付けることも多いのでジャックが抜けないような工夫はありがたいですね。
ウィンドスクリーンに関してもマウント部分がマイク部分の形に合わせたラバー素材になっていて簡単に取り付けられるのに全然取れません。
これもWireless GOの場合マグネット式(超弱い)で外れやすかったのでBOOMX-Dの方がいい点ですね。
基本的には近い仕様になっていますがCOMICAのBOOMX-Dにはモニター用のイヤホンジャックがあります。
カメラ本体でのモニターができなくてもレシーバーから音が聞けるので撮影時にも安心ですね。
RODE Wireless GOより優れている入力
さっきからRODEのWireless GOと比較しまくっていますが、RODEのも非常にいい物です。
僕個人的にも使用しています。
ただ、決定的にCOMICAの方が優れている部分があります。
それが
2チャンネル入力に対応している
ことです。
Wireless GOは1つのトランスミッターと1つのレシーバーのペアリングでしか使用できませんが、このBOOMX-Dは2つのトランスミッターと1つのレシーバーでペアリングできるので2台のマイクを1台のレシーバーでカメラやスマホに入力できるんです!
これは非常に良い!!
単純に2名にマイクをつけてそれぞれの音を拾っても良いですし、2台のマイクにして1つは声を拾い、1つは環境音を拾っても良いですよね。
チャンネルを分けて録音できるので後々音のバランスを調整できるんです。
めちゃくちゃ良いですよね、これ。
スマホで超簡単に使えるマイク
今回提供いただいたのはレシーバーがUSB-Cでスマホに直接挿せるタイプの物がセットになっているUC-1というセットになりますのでその説明になります。
トランスミッター側はUSB-Cでの充電になるのですが、レシーバー側はUSB-Cからの給電で動作するので単体でのバッテリーの心配はありません。(もちろんスマホの電池が切れればレシーバーも使えません)
レシーバーを使用しながらの充電ができないのが難点ですがスマホで使用する際は先にスマホ本体の充電をしっかりして対応しましょう。
スマホでの使用ですが、配信などで使用できるのも確認しました。
問題なく配信サービス側でもマイクとして認識してくれました。配信の際にも手軽にマイクをグレードアップできるのはかなりいいんじゃないかなと思います。
スマホの近くにいなくても音声はしっかり入るので動きながらの配信などでも問題なく使えるので何か作業をしながら配信する際やスマホと少し距離を取って配信したい際、声以外の音を小さくしたいときなんかには非常に便利です。
使い方に関してもめちゃくちゃ簡単です。レシーバーをスマホに挿して、トランスミッターの電源を入れるだけ。これですぐペアリングされます。
スマホ用のレシーバーももちろん A / B 2チャンネルからの入力に対応しています。
AとBはペアリングされている方が点灯します。
M/Sボタンでモノラル録音(青く光る)か、ステレオ録音(紫に光る)かを選択します。
ステレオ録音に関してはトランスミッターとレシーバーで1ペアの状態のみのようです。2台トランスミッターをペアリングするとそれぞれがL/Rに振られるため。
もう一つのボタンは音量になります。
ボタンを押すごとに5段階で切り替わります。これについてはモニタリングできるインジケーターなどはないのでイヤホンを繋いで確認する必要がありますね。
この点はちょっと困るかも。不意に押してゲインが変わってしまいそうです。
ただRODEのWireless GOほどゲインでのノイズの増感がないのでゲインを上げても使いやすいと思います。
トランスミッターに関してはミュートボタンがあるだけですね。
USB-Cなのでパソコンでも使えた
スマホ用に関してはAndroid用のUSB-CタイプのUC1、UC2とiPhone用のMI1、MI2のセットがあります。
Android用の方はUSB-Cになっているのでパソコンに繋いだらパソコンでも使えるんじゃないか?と試してみたら問題なく使用できました!(Win、Mac両環境確認しました)
ワイヤレスでパソコンに入力できるマイクとして使えるのでこれも配信の際などに便利ですね。
リモートワークやオンライン会議などの際に有線マイクでも良いんですがひっかけたりした経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
そういった環境でも非常に便利に使用できそうです。
音質について
トランスミッタービルトインマイクの音質については特に可もなく不可もなくといった感じです。
悪くないが良くもない。正直トランスミッター内蔵のマイクに関していえばWireless GOの方が良さげですね。
マイク部分がCOMICAの方が大きいので期待していたんですが残念でした。
でもこの部分は好みかもしれません。COMICAの方が少し軽い音になる感じですが、余計な膨らみのような物がなくなるようにも聞こえるので好き好きですね。
COMICAはピンマイクが付属してくるんですが、これが個人的にはいい感じかなと思いました。
ビルトインマイクは軽い音と書きましたが付属のピンマイクは割と太く音が入ります。
このピンマイクは線が太くて風防も少し大きいので使いづらい感じですが、ちょっと工夫してでも使用していきたいと思いました。
ちなみにピンマイクに付属のクリップホルダー部分ですが回転はしないので横向きに挟むことしかできません。
Tシャツなどの襟に縦で挟みたい場合は別でクリップホルダー部分を買う必要がありますね。
この辺は改めてしっかり動画などで比較したいと思います。
比較動画できたらここに貼っておきますね!
技適について
この製品、元々RODE Wireless GOを買う時から知っていました。
で、トランスミッターを二台ペアリングできるということもわかっていたので欲しいなぁと思っていたんですが、知った当時は義的に通っていませんでした。
ですが今回技適に登録されたということで試させていただいたんですが本体には技適のマーク、番号の記載がないんです。
あれ?と思って販売店さんに問い合わせてみたらしっかり改めて技適には登録されているとのお返事をいただきました。
ここでは出せませんが資料として技適登録の書面と番号も確認させていただいております。
海外経由での登録ということで総務省の方のウェブサイトへの登録には半年以上かかるようですが、BOOMX-Dとしてまとめて登録してあるようですのでどのセットでも安心して使用することができます!
まとめ
COMICA BOOMX-Dですが個人的にはかなり良い!です。
楽しみにしていた製品なので無事技適が取得されてよかったです。
システムとして幅が有るのも魅力ですし、RODE Wireless GOよりもかなり安いです。
トランスミッターをそのまま胸元に取り付けたい人にはお勧めできませんがピンマイクを取り付けて使いたいようであればかなりお勧めできますね。
非常に便利なシステムですのでYouTuberやVloggerなど動画を扱う人やインタビューなどの撮影にも使えると思います。
是非一度チェックしてみてくださいね!
面白いな、参考になったなと思っていただけたらぜひシェアの方よろしくお願いいたします!
読んでいただきありがとうございました!
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